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湿疹(アトピー性皮膚炎)とは

  • 執筆者の写真: m310712
    m310712
  • 2015年1月25日
  • 読了時間: 2分

湿疹はかさかさしていて赤みとかゆみを特徴とする皮膚の代表的な病気です。みなさん一度は経験したことがあるのではないかと思います。

アトピー性皮膚炎は長引く湿疹が広範囲に、左右対称にみられる場合の呼び名です。定義上は小児では2ヶ月、大人では6カ月以上特徴的な部位に湿疹があるとアトピー性皮膚炎と呼びますが、湿疹とは一連の病気ではっきりした境界はありません。実際、アメリカでは湿疹(Eczema)とアトピー性皮膚炎(Atopic dermatitis)を区別して扱いません。

日本で診療しているときにお子さんが湿疹で受診すると「これはアトピーですか?」、「この子はアトピーになるんでしょうか?」という質問をよく受けました。定義上、これは湿疹です、これはアトピー性皮膚炎です、と言うことはできますが、お子さんの場合は特に年齢と共によくなる場合が多いですし、治療は同じですので、アトピー性皮膚炎を必要以上に恐れる必要はないです。

たしかに範囲が広く、長引く湿疹は治療が難しいです。一生子どもが苦しむのではないか、と悩まれるご両親も多いことかと思います。私自身、現在は治癒していますが、中学生の頃までアトピー性皮膚炎の強いかゆみと皮膚の荒れに苦しんできました。患者として、皮膚科医として、長年皮膚の病気と付き合ってきましたので、その経験を少しでも読者の方と共有していきたいと考えています。どのように予防できるのか、どのような習慣が湿疹を悪くするのか、それを知っているだけでも普段のケアは大きく変わり、皮膚のコンディションは大きく改善します。次回から少しずつ、皮膚の健康を保つTipsを紹介していきます。

 
 
 

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