保湿剤の選び方(Lotion)
ローションはさらさらの保湿剤で、乳液タイプのもの、透明で液体タイプのもの、と様々な形状のものがありますが、どれも伸ばしやすく、べたつかず、塗りやすいです。ただし、保湿力は軟膏、クリームに比べて明らかに劣ります。夏は乾燥しにくいシーズンですし、さらさらで塗りやすく、お勧めです...


保湿剤の選び方(Cream、市販薬編)
市販のクリームには非常に多くの種類があるため、選ぶのが難しいです。まず、どのような製品が売れているのか、Amazon.co.jpのボディクリームの一覧を見てみると、 馬油(ロッシモイストエイド、ソンバーユ、JB馬油) Vaseline(ヴァセリン)並行輸入品...


保湿剤の選び方(クリーム cream、処方薬編)
軟膏の保湿剤であるワセリン(Vaseline)やAquaphorは保湿力に優れ、かぶれのリスクもほとんどない非常に優れた製品ですが、ベトつきが強いので、多くの人は全身に使うのには抵抗があると思います。そのため、このクリームを体全体の保湿でメインに使うことになると思います。目...


保湿剤の選び方(軟膏 ointment)
日本では(白色)ワセリン、アメリカではVaselineとして知られているものが代表的な軟膏の保湿剤です。処方されることのあるプロペトは白色ワセリンをさらに生成して純度を高くしたものなので、使い方は同じです。刺激感が少なく、特殊な成分も使われていないのでまずかぶれません。また...
保湿剤の選び方
さて、保湿剤が軟膏、クリーム、ローションにわかれていることを前回お話ししましたが、一体どの製品を選べばいいのでしょうか。市販薬、処方薬含めて本当に多くの種類があり、これには私がアトピー性皮膚炎を患っていた子どもの頃にも混乱しました。 日本の処方薬で代表的なものとしては、...
保湿剤の種類と塗り方
市販薬、処方薬含めて本当に多くの種類があるため、どれを選べばいいのかわからないという方が多いのではないかと思います。誰にでも合う、最高の保湿剤というのはありませんので、部位、症状、季節、年齢などを考え、自分に合うものを見つけるのが大切です。保湿剤は大きく分けて、 ①軟膏...
湿疹の予防
保湿剤を定期的に、特に乾燥する季節に、使用すると湿疹の予防になることは私をはじめ多くの皮膚科医が経験的に考え、患者さんに奨めてきたことでした。そしてついに2014年、日本とイギリスのグループから、生後すぐから毎日保湿剤を塗るとアトピー性皮膚炎になるリスクが下がる、という画期...
湿疹のメカニズム
湿疹に対して「この病気はうつりますか?」と今でもよく聞かれます。でも安心してください。接触してうつる病気ではありません。湿疹は細菌やウイルスの感染が原因ではなく、 ①皮膚表面のバリア機能の異常 ②皮膚における免疫の活性化...
湿疹(アトピー性皮膚炎)とは
湿疹はかさかさしていて赤みとかゆみを特徴とする皮膚の代表的な病気です。みなさん一度は経験したことがあるのではないかと思います。 アトピー性皮膚炎は長引く湿疹が広範囲に、左右対称にみられる場合の呼び名です。定義上は小児では2ヶ月、大人では6カ月以上特徴的な部位に湿疹があるとア...